元芽を呼ぶために追い込んだ山モミジ53番&2020-1
先日、いくつかの山モミジを早めに追い込みました。
早春に追い込むやり方と比べてみたかったからです。
どういうことかというと・・・
冬越しの芽の場合は固い芽鱗(がりん:芽を覆う堅い殻状のもの)に覆われています。春にこの芽鱗が開いて芽を伸ばしますが、その際に3層(組)以上の芽鱗を芽動きと同時くらいのタイミングで剥ぎ取るなどの作業によって、節間を短くするなどのアプローチが可能です。
過去の経験で、この作戦が完璧とは云い難いことも分かってはいます。でも、早春の切り戻しによって吹く芽には芽鱗がないので、そもそも何の対策も立てられないという欠点があります。
そこで、今回はこんなことをやっているんです。
さて、まずはこの・・・
53番ですが・・・
追い込んだこの差し枝の元部に・・・
こんな感じで芽を形成しました。
さらに・・・
この・・・
2020年実生の1番にも・・・
この元部と・・・
頭付近に芽が現れました。
まあ、うっかりしていると、これが動いちゃう危険がありますけどね。
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