昨年末の会のお祭りの即売品だった丁字カズラです。 赤玉が崩れ切っているので、長いこと植え替えていなかったんでしょう。 抜いて見ると、根がかなりの土を食っていました。 根を捌き、角度を検討したんですが・・・ 結局、ほとんど同じになってしまいました。 少しだけ起したくらいでしょうか。 チリメンの仲間で... 続きをみる
2018年3月のブログ記事
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今回もこの中から・・・ 汚れたっぷりの久三絵鉢です。 レアものですね。 洗えばこれくらいにキレイになります。 それでも、それなりの時代はしっかり付いてきています。 落款は「久三」と「沙代子」さん。 謎の女性ではあります。
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またも、この雨どい暮らしの・・・ 木瓜の写楽です。 水色の釉薬もの。 写楽鉢は釉薬に特色があるようです。 落款は、釘彫りの「写楽」です。 よく見るのは、東洲斎写楽の浮世絵を模した落款ですが、これは手抜きですかねえ。
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時代付けのために、雨どいに置いてあるいくつかの鉢。 その中の一つが、この白薩摩である沈寿官の長方鉢。 古く、朝鮮の役で薩摩に連れてこられた陶工たちの末裔の作です。 錦手(にしきで)という、金彩を使った文様が描かれています。 落款は、「薩摩 壽官山」になります。 鉢表面のテカリも取れて、少しずつ時代... 続きをみる
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挿し木から作っている小葉のイボタです。 なんとなく、この充満した根が気になりました。 2.5号の鉢から抜くと案の定です。 しかし、いつ見てもイボタの根はラーメンみたいです。 で、やるべきことをやって・・・ 2号の中深鉢に。 今ある芽で、コレだけの枝は引けるハズ。 しかし、自分で云うのもナンですが、... 続きをみる
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先日掲載した石州の釉薬鉢の対になる泥物です。 古鏡(こきょう)という型の鉢です。 釘で彫るのか、上手な線刻です。 落款は同じく、「市之倉石州造」です。 どういう樹を入れれば映えるのか悩みます。
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昨年挿し木しておいた舞姫です。 この春に貫通とかで接ぐために用意していたんですが、いつの間にか芽が膨らんで、これじゃあもう役に立ちません。 そこで・・・ 何本かは・・・ こんなことして・・・ 駄鉢に。 入れておきます。 舞姫は山モミジの小葉性のものだから、走れば太るのは早いんです。
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先日につづき、これも充信の下紐外縁長方の鉢です。 これも丁寧な作りです。 落款はまったく同じ。 一時、これが気にいって、いくつか持っていましたが、今はこの2鉢だけです。
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平安東福寺の辰砂窯変の手びねり鉢です。 作れそうで作れないという、東福寺の手びねり。 落款は「東福寺」の押し落款。 不思議と樹が映えるのがスゴイところです。
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1につづき、このトレーの鉢上げですが・・・ 2本目はコレです。 すご~く難しそうです。 絵も描こうとして諦めました。 次ぎは・・・ これです。 こっちの方が作りやすそうです。
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なんか汚らしい感じですが、2015年実生の楓のトレーです。 昨年から、太った順に鉢上げしていますが、今年はこの赤線の先の辺りが狙い目です。 そのトップバッターがこれ。 根を捌き、徒長枝を落として・・・ 駄鉢に。 今後どうなるかはご想像にお任せします。
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市之倉石州の古鏡(こきょう)の鉢です。 青い発色ですが、これも辰砂の一種でしょうか。 石州らしく、正確な作り。 落款は、釘彫りの「市之倉石州造」になります。 石州では、この型の鉢をたまに見かけますね。
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2015年実生の楓です。 当然、取り木前提でここまで作っているんですが・・・ もう取り木していいタイミングなので・・・ 線を引いたとおりに環状剥皮して・・・ 発根期待部分にルートンをまぶしティッシュを巻いて・・・ ポットをセットして完了です。 このまま作ると、こんなイメージです。(芽のないところは... 続きをみる
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この春、まだ寒いうちに叩いた実生山モミジの「ちび丸」です。 それが困ったことに、この叩きが甘かったせいで、こんなところから芽が吹いてしまいました。 これじゃあ、まったく使い物にならないので・・・ 追加で、さらに叩くハメに。 これで、この赤丸あたりに芽を呼びたいんですが、どうでしょうね。
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柴勝の水色釉?の隅切長方鉢です。 四隅をバッサリと切ってあるので隅切っていうんですね。 落款は「柴勝」の押し落款なんですが、これも「服部」のように、大衆鉢に近い部類(失礼!)でしょうか。 でも、この鉢はとてもカッチリと仕上がっていて、使いやすい良い鉢です。
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毎度お馴染み、壱興鉢になります。 釉薬はなんというんでしょう? 黄土色と言ったらいいんですかねえ。 まあ、そんな色の釉薬です。 落款はいつもどおりの「壱興造記」。 雲足になっているんですが、釉薬で隠れてもったいない感じです。
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服部の均釉の長方鉢です。 言い方がムズカシイですが、「大衆鉢」といった位置づけの盆栽鉢でしょうか。 薄くて判別しにくいですが、「服部」と押されています。 土も粗く、焼成温度も低いので、樹にはやさしい鉢ではあります。
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知る人ぞ知る・・・という感じの充信鉢。 これは妬き締めの胴紐の長方鉢です。 落款は「充信造」と「橘」になります。 常滑の橘製陶所の作らしいですが、詳しいことは不明です。 趣味として作陶したのか、数も多くなく、特に最近は見かけませんが、作りは丁寧で形も良く、個人的には好みです。
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2012年ころの実生山モミジ。 いつまでもポットじゃあということで・・・ 2.5号の駄鉢に。 生きていればナントカしたいところです。
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高雄香葉の二重胴紐の撫角の長方鉢です。 桃花釉(とうかゆう)で問題ないと思います。 落款は「高雄香葉」と「丸に葉」です。 カワイらしい色の鉢なので、使う樹を選びますね。
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昨日はここまでやりました。 ここで問題なのが・・・ この角度で植える場合は、立ち上がりの根を処理していかないと、この矢印の空間が確保できません。 だから、今回はこのくらいが精一杯でした。 さらに・・・ 回している枝の芽を欠いておきます。 この枝を太らせる必要はありませんからね。 参考図。 なんとか... 続きをみる
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2015年?実生の楓です。 現在は芯を作るために回し接ぎ中です。 固定は仮釘でおこなっています。 シッカリと飲み込まれる形になっているので、活着はするものと思われます。 今後のこともあるので、植え替えを兼ねて構想もやることにしました。 単純にこのままの角度でやるよりも・・・ この方が動きも出るし、... 続きをみる
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先ほどアップした、支香鉢と同じような結晶釉の壱興鉢です。 そこそこの時代感もあります。 型は木瓜(もっこう)ですね。 落款は「一弘造」になります。 ご本名ですね。 「壱興」より古いんでしょうか?
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云わずと知れた月香の奥さんの支香さんの丸鉢です。 青い結晶釉に猫足がオシャレです。 落款は「支香」。 女性らしい、丁寧な作りです。
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うろ覚えですが、テキトーに挿した大きな駄鉢にあったヤツじゃないかと思うイボタです。 荒皮性のではなくて、小葉のタイプです。 切り戻し後、元気に芽吹いてきたので・・・ 一応、イメージだけでも。
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小さい実生楓を植え替えました。 小さい2号の中深鉢に。 こんな風になる予定です。
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本名:小池一雄。 「子連れ狼」で有名な小池一夫じゃありませんよ。 これは香山によく見る下紐雲足の紫泥長方鉢です。 このカッチリとした作りから、「カミソリ香山」と云われました。 落款は「香翁」です。 昭和48年、落款を香山から香翁に改めているので、これも40年ちかく前の作となるようです。
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岡谷是心の鉢になります。 こんな彫ものが多い是心鉢ですが・・・ 「盆栽」をやっているのは珍しい。 落款も「盆栽の図」「是心」です。 ちょっと面白いです。
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前回は鶏血釉の丸鉢でしたが、今回は石州得意の絵鉢です。 とても小さい赤絵の丸鉢ですね。 この小さい鉢に、凄く丁寧に回し絵を描きこんでいます。 落款は「市之倉石州造」。 あまりに小さいので、私は草にしか使えませんが。
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これまた、絵鉢で有名な月之輪涌泉ですが、釉薬ものなどもあります。 これも青磁釉の長方鉢です。 落款は「月之輪涌泉造」。 涌泉鉢に多く見ることができることですが、鉄釉を鉢底にたっぷりと塗ってあります。 でも、この鉢の最大の魅力は・・・ (ちょっとボケてしまいましたが)青磁の美しい色合いです。
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これは本当は小鉢ではありません。 水を抜く穴が開いていませんからね。 こういうのを「水盤:すいばん」と云います。 三州福峰作です。 樹を入れるものではないので、薄く作られるのが普通です。 落款は「福」。 ちなみに三州とは三河のことですね。 とてもキチンとした丁寧な作りが売りです。
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